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『日本が売られる』(堤未果著 幻冬舎新書)をテキストに、インターネットなども活用した小さな勉強会。 (c) Workers For Peace/「Peace Up 9条可視化」の会
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「ILC 」とはインターナショナル リニアコライダー( International Linear Collider)
つまりインターナショナル( 国際的な) リニア(直線状の) コライダー( 衝突装置/加速器 )のことだそうだ。そして「加速器」とは、原子よりも小さな「素粒子」を、光の速さで、正面衝突させる研究装置 のこと だとか。

何だかわからないので、少し調べてみた。
< ILCの目的 >
①  素粒子研究先進国である日本の競争力を ILC でさらに確固たるものにしたい。
②  経済効果 がある。
 世界中の優秀な頭脳が集結してくるので 科学のオリンピックを 30年間続けてするようなものだと言う。 国際的な研究者が大量に定住してくるので消費や観光など地域振興のための経済効果があると、既にあるスイスの CERN(欧州原子核研究機構)のように。

<どこに作ろうとしているのか?>
 いくつかあるようだが、最有力候補は 岩手の北上山地の地下に100 M、 全長20キロの相当大きなモノ。

<地域はよく知らされ、理解しているのか?>
 一関市や平泉町の「ILC 誘致を考える会」 は、日本学術会議に「ILC」の建設に関する意見書を提出した。それには、*地元リスクの検証不足 *子どもを利用したPR *「原発震災復興」を絡めて意義強調していると書かれている。殊に子どもたちにILCの素晴らしさなどを積極的に知らせ、説得していこうとしている為に、親や周囲の大人たちが疑問を抱いても声に出しにくい雰囲気が築かれていくという。
例えば、未来はどう変わる?~ILCとつくる「みんなの未来」を知ろう~(めんこいテレビ)
始め、こういう子ども向けに作られたと思われる動画はいくつもある。
 
<学術会議 の意見はどうだろうか ?>
 結論から言えば、この計画はまだまだ「登山の入り口」だと表現し、いくつもの問題を指摘している。巨額予算を使うのだから、それに見合うようにしっかりと計画してほしいと注文を付けている。現在の計画では、疑わしいと考えているようだ。

<そして、、、>
スイスの CERN(欧州原子核研究機構)で、目下「FCC」という「次世代の大型 “円形” 衝突型加速器」が検討されている、そしてそれはILC(直線型)が15年かけて蓄積するデータを3年程度で取得できてしまう! ILC推進派は「FCC」の計画を知らないはずはなく、よく知っているだろう。なぜ言わないのだろうか?と疑問に思い、日本のILC計画を素直に受け取れなくなってしまうのではないだろうか。非常に大きな国家予算、すなわち私たちが「預けている税金」を大量に使って、しかも作成途中で CERNの「FCC」に抜かれる可能性だってあるのだ。
CERNの「FCC」を念頭に、地元や 学術会議の意見によく耳を傾け、結論「ありき」ではなく、ぜひ再考してほしいと預(納)税者の私は希望する。

(文:相澤緑)



参考リンク


国際リニアコライダー計画(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC

有識者会議議論のまとめ(文科省)
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2018/09/20/1409220_1_1.pdf

国際リニアコライダー計画の見直し案に関する検討委員会(日本学術会議)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/ILC/ILC24.html

国際リニアコライダー計画
https://aaa-sentan.org/ILC/



日本が売られる?おしゃべりカフェHP
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「スーパーシティ」って何?どんなところ?

首相官邸HPでは、「「まるごと未来都市」の実現を、地域と事業者と国が一体となって目指す取組みです。」とうたっている。

どんな町かといえば、まず行政手続きが手元のスマホででき、市役所に行かなくて済む(行政手続きなんてそんなに頻繁にするもの?)。食事や買い物は顔認証でキャッシュレス(買い物の頻度や内容がビッグデータに記録される)。自宅が診療室になり、医療機関と瞬時につながる(お医者さんの都合もあるし、そんなに簡単に診察してもらえるのか?おまけに病歴がビッグデータに記録される。妊娠中絶や性病の記録まで「だれか」に知られる)。一人一人にあった教育(学歴や成績が記録される)。自動運転装置で行きたいところに連れて行ってもらえる(寄り道も回り道も出来ない、効率だけの異動)。「遠隔介護」(人の手が省けるだろうが、ぬくもりのある介護が望めるのか)。

「快適で豊かな生活」がうたわれているが、カッコの中につぶやいたように「住みやい未来」といえるのかどうか大いに疑問である。一言でいえば、個人生活が丸裸にされる、ということだ。学歴・成績・就活歴・職業・職場での序列・結婚・家庭内の状況・嫁姑問題・介護の実態まで、何もかもビッグデータに把握される。選挙の投票も「カードでピッ」ということになれば、自分の望む人に投票することなどできにくい。政権与党に投票しなければ、商談に差し障るし、将来の道が閉ざされるかもしれない。まさに『1984』に描かれたような、監視の目におびえながら過ごすことになりかねない。

中でも問題なのはDNA情報がビッグデータに記録されるのでは、ということ。人体の設計図ともいわれるDNA情報が、すでに警視庁によって120万件も集められている、という(ワセダクロニクルによる)。がんや糖尿病、精神疾患などのなりやすさ、性格の形成まで、DNAから読み取れることは大きい。また「あなたはこういう傾向があるから、今この治療をした方がいいですよ」とビジネスチャンスにもつながりかねない。この発案者が、竹中平蔵とわかれば、彼らが何を考えているのか推察できるだろう。ビッグデータを手に入れれば、買い物傾向から交通需要、予備校の手配や人材確保まで、「ぼろもうけ」ができるのだ。「スーパーシティ」は、市民にとってではなく、彼ら新自由主義者にとって「夢の町」なのだ、

この「スーパーシティ法」に手をあげる町こそ、いい面の皮である。市民は「私を奴隷にしてください」と首を差し出すことになる。

(文:長友くに)



参考リンク


スーパーシティー(内閣府)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/supercity/openlabo/supercitykaisetsu.html


スーパーシティー法問題点と課題(Yahooニュース:Harbor Business)
https://news.yahoo.co.jp/articles/deeb88760a98c503e8ba700735b8c29577d2c69b?page=2




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ニンゲンの理想の花を言葉にし国連は出すSDGs

たやすくは達成できぬ目標も花びらとしてつながれてゆく

ニッポンに徐々に広がるSDGs未熟なトマトが赤らむように

富裕層一%のかえりみぬ「貧困」子らの底なきまなざし

有限の地球の資源むさぼりて心の「飢餓」を埋めえぬヒトは

文明滅ぼしし気候変動を眼前に洪水竜巻おこる

コロナ禍に思い知りたり「健康」こそ目標 死すべき人の生命の

減らそうと思えば減らせる「排出量」外出自粛に空澄み渡る

あらためて「日本国憲法」の意義思う時代に先駆け戦力保持

すさまじき権力闘争のあると聞くSDGs裏側の闇



SDGs前のBlog
http://osyabericafe.bangofan.com/未選択/「sdgsをぶっこわせ!」??





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7月1日、返還23年を記念して集まっていたデモ隊にいきなり催涙スプレーや水が吹きかけられ、300人以上が逮捕されたという。6月30日に香港の多くの人の反対を押し切って施行された「国家安全維持法」とはどんなものなのだろうか?

 罪に問われる可能性のある行動は以下の4つだという。
 ①    国家分断罪…香港独立派への資金援助。
 ②    国家政権転覆罪…議会や警察の建物包囲・共産党一党支配の終結提唱。
 ③    テロ活動罪…信号や地下鉄施設の破壊・破壊行為のネット呼びかけ。
 ④    外国勢力と結託して国家安全に危害を加える罪…中国や香港への制裁を外国に訴える。

これらは拡大解釈され、「香港独立」という旗をかばんに入れて持っていただけで逮捕されるという事態になっている。今まで正当な抗議活動とされていたものが、「国家安全維持法」の施行により犯罪として逮捕され、中国本土へ送還される、という事態になりかねない。7月8日には「国家安全維持公署」が香港中心街に作られ、議会や行政機構とは別に、治安維持に力を尽くすという。戦前日本の特高警察のようなものでなければいいのだが。
 
この、思想・言論の自由の弾圧は、遠い香港のものとして「他人事」と思っていていいのだろうか。とんでもない、今日本でも自由にものの言えない時代が近付きつつある。例えば2019年の参院選。札幌で安倍総理が応援演説に立った時、「安倍やめろ」とコールした人が25人もの警官に取り巻かれて排除された。国会でしょっちゅうヤジを飛ばしている、あの人の応援演説において、である。国民には自由にものを言わせないという圧力が高まっているといわざるを得ない。これを北海道放送が「ヤジと民主主義~小さな自由が排除された先に~」という番組にして第57回ギャラクシー賞の報道活動部門”優秀賞”を受賞した。これは、日本ではまだ言論弾圧という事態にまでは至っていない、という一つの証左ではないだろうか。
 
それを支えているのが「日本国憲法」である。最初から最後まで読み通した人は少ないかもしれないが、格調高い前文、戦争放棄を定めた第9条、基本的人権を保障した第11条、自由を保障した第12条、個人を尊重する第13条、法の下の平等を定めた第14条など、読んで自分の力とすることのできる条文が目白押しだ。ことに憲法制定の国会で、鈴木義男(ぎだん)さんが強力に押してくれた第17条(公務員の不法行為による国家賠償)、第40条(刑事補償)は、「おかみ」にものの言えない国民性を心配した義男さんが、ほかの議員たちを説き伏せて条文にしてくれたものである。

この憲法は、香港で起こっているような、国家権力による弾圧を、憲法21条(集会結社及び表現の自由と通信の秘密)、25条(生存権)や32条(裁判を受ける権利)さらに33条(逮捕に対する補償)、34条(抑留及び拘禁に対する補償)、36条(拷問・残虐刑の禁止)などなどでしっかり不当であると定めている。敗戦後の混乱の中で、「進駐軍に押し付けられた」と思いこんでいる人がいるようだが、とんでもない、新しい日本をつくろうという熱意ある国会議員たちが、必死の努力で作り上げたものなのだ。

安倍・自民党は、このすぐれた憲法を「改正(悪)」して、緊急事態条項(別項)にみられるような独裁国家に仕立て直そうとしている。敗戦後の国会議員たちが、不眠不休で作り上げたこの憲法を、80年近くがたった時代の子孫たちが、なおざりにして放り出すのか、それとも崇高な理想をもう一度取り戻して自分たちの血肉にするのか、今こそ国民の意思が問われている。
               
(文責 長友くに)



⚫️参考リンク

香港国家安全法 by Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E9%A6%99%E6%B8%AF%E7%89%B9%E5%88%A5%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%8C%BA%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%B6%AD%E6%8C%81%E6%B3%95

【解説】香港の「国歌安全法」 なぜ人々をおびえさせるのか (2020年7月2日BBC)
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-53259691

日本語全文(それぞれ私訳)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3ecf09f2a859fe481e9c1c81709882c787a6cf5

https://xiang-dian.hatenablog.com/entry/nsl




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長友くに 


「えっ、これは何?」628日午後4時からの都知事選候補生出演の公開討論会のユーチューブを見て、本当に驚いた。候補者の一人がこう叫んだのだ。

SDG
sといっても、「何それ?」という方も多いかもしれない。つい最近まで私もそうだった。621日投開票で下田市長選があった。6月初めに、現職に挑戦する新人候補が、村人に連れられて村を回っておられた。そこで「現市長はひどい。防衛大教授だったのを利用して自衛隊を自由に動かせるのを誇りたいらしい。黒船祭にヒゲの隊長佐藤を呼んだり、Jアラートの訓練と称して海岸通りを隊列行進させたりしている。下田周辺では洋上風力発電計画があるが、風力発電も太陽光発電も環境にやさしくなければ意味がない」などと持論を述べたところ、「SDGsですね」とその候補者が言ったのだ。あれ、聞いたことあるけどなんだっけかな、という感じだったので早速調べてみた。するとSDGsとは20159月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年までの15年間で達成するために掲げた目標だということが分かった。まず「8つのゴール」、具体的な17の目標それを見てみると「これはいいじゃないか」と思えるものだった。「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」など、地球上の問題を取り上げてその解決を目標にする。「差別をなくし」「平和と公正をすべての人に」などは「日本国憲法」の精神といっしょだ。そう思ったので、『日本国憲法』の主な条文解説といっしょに「日本国憲法の先進性に世界が追い付いた」というようなことを書いて配ったりした。

ところがどうだろう。
4050代と思われる候補者は「SDGsをぶっこわせ」と叫ぶのだ。この人はいったい何を考えているのだろう」と心配になった。「ホリエモン新党」とは、何を求めて結成されたのか、普通なら泡まつ候補としか思えないような人間が3人もそろって「ホリエモン新党」、そして掲示板には自分の顔写真ではなく、堀江氏の写真が大写し。これはいったい何が起こっているのだろうか。なんだか従来の「選挙」がズブズブに崩れていく感じがする。国民が政治に直接かかわることができるのが「選挙」。民主主義の基本といわれているのに、である。

そこでさらに調べて驚いた。SDGsのかかげている目標には、それぞれの国の思惑があり、裏ですさまじい権力闘争があるのだという。例えば「クリーンなエネルギー」といっても、日本のようにまだ原発にしがみついていたり、原発がダメなら石炭火力、とばかりにCO
2排出問題の真っただ中に飛び込むような施策を掲げる国もいる。それに対して中国は風力発電。太陽光発電で抜きんでた実績がある。EUの国々も自然エネルギーへの転換が進んでいる。SDGsという目標ではなく。それぞれがビジネスチャンスとばかりにうごめいている闇が垣間見えてしまう。

先の候補者は、何を考えて「SDGsをぶっ壊す」といったのか、この闇の部分を壊したいというのか、それとも「平和なんてしゃらくさい」とでもいうのだろうか。しっかり見極めないととんでもないことになるような気がする。SDGsを世界の目標とするには、一人一人の市民が動き、努力することが必要であると改めて感じたのである。


SDGs8つのゴール

ゴール1:極度の貧困と飢餓の撲滅
ゴール2:初等教育の完全普及の達成
ゴール3:ジェンダー平等推進と女性の地位向上
ゴール4:乳幼児死亡率の削減
ゴール5:妊産婦の健康の改善
ゴール6HIV/エイズ、マラリア、などの疾病の蔓延の防止
ゴール7:環境の持続可能性確保
ゴール8:開発のためのグローバルなパートナーシップ推進





SDGs短歌

http://osyabericafe.bangofan.com/未選択/SDGs短歌-長友くにさん-


参考リンク→

持続可能な開発目標 by Wikipedia

国連 SDGs

SDGsとは?(外務省)


持続可能な開発目標(SDGs)の“功罪” (みずほ情報総研)

新型コロナ流行の今、SDGsの意義とは (読売新聞)

特集 SDGsの裏側(ダイヤモンド編集部)




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